約束の期日とおりに納品するという点は、当たりまえ過ぎてコメントしようがないので、納期に間に合わなかったという結果の話ではなく、過程の方に方にフォーカスします。
原因は、大別して過少見積り、あるいは不測の事態でしょうか。
前者は、想定以上に作業量があったとか、難しかったとかなどで、
ご自身が怪我や病気で動けない、家族の面倒を見るために動けないなど想定外のことが後者です。これらは、急きょ発生し、見込んでいた作業時間を侵食する原因になります。
肝心なのは、「思惑とおりではない」状態をご自身で一刻も早く認識することです。
その認識を以って原因を把握しり手立てを講じる、というのが理想でしょう。
悪い報告ほど早くしろというセオリーもありますが、受発注の関係では、言い方には気を付けてほしいなと思います。
それは発注者が、「約束の期日に間に合わない」と受注者から報告されても、発注者としてはどんな理由があっても「受注者側の問題であれば、受注者の責任で解決してほしい」というのが、大前提だからです。
まずは、「このままでは遅れそうだけど、コレコレこういう対策で回復させます」などと、まずはご自身で何とかするという姿勢を見せてほしいです。
その真摯な姿勢があったうえで、発注者がどんなに「なんとかしろ」と強く言っても、受注者がどんなに「頑張ります」と言っても、受注者だけでは「やりようがない」場合があるのも事実で、そんな時は騒いでも仕方がありません。
ではどうするか?
まずは、双方で事実確認を行います。その上で納期を間に合わせるためのリ・スケジュールです。
作業の順番を変えるとか、作業分割して納期必須の項目と遅延は許せる項目の切り分けをするというやり方もあります。
このブログでの私の立場は発注者ですが、そもそも私のお客様から受注した案件を発注しているわけで、納期遅延の可能性があれば、私は私のお客様に説明しなくてはなりません。
ですので、私からの受注者だけの問題ではなく、私も一緒になって解決しなければなりません。
もっとも、不測の事態は予備期間で常にヘッジしていまして、受注者から泣きが入っても私の裁量の範囲で収束することができる段取りにしていることもあり、ここ数年間は私のお客様に納期遅延でお詫びしたことはないですけどね。