Word(ワード)でドキュメント(書類、チラシ、名簿など)を作成する際、最初にサイズを選びます。
特に希望がなければ、初期値(デフォルト)のA4サイズで作成することが多いと思い
ます。
初期値だからという理由もありますが、印刷のことを考えてA4サイズのコピー用紙が安いからということもありますね。(普及したから安いのか、安いから普及したのかはわかりません)
もちろんA4サイズ以外も選べます。
Word2013の[サイズ]を見ると規格サイズのA版、B版以外にも名刺サイズ、はがきサイズなど何種類もあります。
この用紙サイズの種類ですが、パソコンによって違います。
それは、セットアップしたプリンタードライバーの違いによるものです。
プリンタードライバーは、自身が印刷できる用紙サイズを情報として持っていまして、セットアップ時にその用紙サイズ情報をWindowsに記録します。
それらが、Wordなどのアプリケーションで見えてくるわけです。
プリンタードライバーは、パソコンにつながっていない機種のものでもセットアップできます。
たとえそれが、100万円以上の複合機であろうと連続紙対応のドットプリンターであろうとです。
ただし、実際に印刷する場合は、機種に合ったプリンタードライバーで行わなければなりません。
プリンタードライバーは、Wordなどのドキュメントを自身で印刷できるように最適なデータに変換しています。逆を言えば、他機種には最適ではないのです。
たとえば、あなたがエプソンEPSON カラリオ EP-777Aをパソコンにつないでいる場合、キヤノンCANON PIXUS MG7530のプリンタードライバーを使っては正しく印刷できないということです。
意味不明な印刷結果になったり、1ページのドキュメントにもかかわらず複数ページになってしまったり、仮に判別できる部分があってもそれはただの偶然です。
ところで、Windowsは任意のサイズの用紙を登録することができることはご存知でしたか?
Windows7の場合、[デバイスとプリンター]から[プリントサーバープロパティ]を開きます。
そこに[用紙]タブがありますので、「新しい用紙を作成する」をチェックし、用紙名、単位、用紙サイズを入力します。
最後に[用紙の保存]ボタンをクリックして保存されます。
あとは、アプリケーションの[サイズ]選択で、作成した「用紙名」を選択するだけです。
なお、新しい用紙を作成する時、その用紙を利用したいアプリケーションは終了させておいた方が良いでしょう。
新しい用紙は、用紙保存後に起動したアプリケーションから反映されるからです。